埼玉県所沢市のマンションで昨年12月に男性が殺害された事件で、埼玉県警は13日、中国籍で同市東住吉、無職王学云容疑者（36）=出入国管理法違反（不法残留）の罪で起訴=を、殺人の疑いで逮捕し、発表した。黙秘しているという。
県警によると、王容疑者は昨年12月26日午後9時30分ごろ、自宅マンションの一室で、茨城県ひたちなか市中根、会社員松本悠斗さん（当時25）にナイフのようなものを突き刺して殺害した疑いがある。王容疑者は事件後に逃走し、同29日に逃走先の福井市で身柄を確保されていた。自宅からはナイフ1本が押収されているという。
捜査関係者によると、王容疑者は自宅で違法に性的サービスを提供していたとみられ、訪れた松本さんとの間で何らかの金銭を巡るトラブルがあった可能性もあるという。確保された時には顔面にあざがあったといい、トラブルの過程で松本さんにけがをさせられた可能性もあるとみている。
