モンゴルを訪問中の天皇陛下は10日、首都ウランバートルの新モンゴル学園を訪れ、日本式の教育を学ぶ生徒たちと交流した。天皇陛下は、生徒たちが日本語で夢や目標を語るのを聞き、「みなさんが本当に高い志を持って取り組んでいる姿をとてもうれしく思います」と伝えた。
同校は日本政府奨学金留学生として山形大学に留学し、教員研修を受けたガルバドラフさんが2000年に設立。長女が日本で通っていた山形西高校がモデルで、日本語の授業のほか、部活や面談など日本式のスタイルを取り入れている。
天皇陛下はこの日、高校生向けの日本語授業を見学。物理の教師になりたいという女子生徒に、天皇陛下は「すばらしい」と拍手を送った。ガルバドラフさんは取材に、「天皇陛下から学校の発展をお祈りしますと言われ、大変うれしいです」と話した。