山形県特産のサクランボの種を使った癒やしグッズ「チェリーピロー」が、「やまがたフルーツ150周年」のタイアップ商品に加わった。種の保温・保冷効果を生かしたもので、電子レンジで温めたり、冷蔵庫で冷やしたりして、目や肩、腹部などに当てて使う。かつて製作していた女性が、新たな仲間と節目の年に復活させた。
商品を製造・販売しているのは「&Mejul.(アンドメジェル)」(山形県東根市)。2024年1月、山形県内の女性3人で立ち上げた。地域資源を生かした環境に優しい製品づくりを掲げ、今回のチェリーピローが最初の商品となる。
きっかけは23年、東根市でリラクセーションサロンを営む梅津十七子(となこ)さん(51)が、店に通う伊渕南々絵さん(36)に、チェリーピローを作っていた経験を話したことだった。
聞いた伊渕さんが「今は見かけないですよね。もう1回やっては」。伊渕さんは山形市でイベントのプロデュースなどを手がけ、「また作るなら協力したい」との思いがあったという。そこへ、天童市でハンドメイドのアクセサリーや雑貨を手がける大沼絢美(あやみ)さん(30)が加わり、3人で起業することになった。
発祥はヨーロッパ
チェリーピローの発祥はヨー…