岐阜県瑞浪市大湫町にあるリニア中央新幹線のトンネル工事現場近くで、地盤沈下が確認された問題で、JR東海は18日、「リニア工事に起因している可能性が高い」と明らかにした。
大湫町では昨年2月以降、井戸やため池など複数の場所で水位の低下が確認された。さらに昨年8月には、大湫町内で地盤沈下も確認され、最大で7.7センチの沈下が確認されている。同社は「トンネル工事による地下水位の影響を否定できない」としてボーリング調査などで地盤沈下との関連を調査していた。
地盤沈下による地域の家屋への影響について10件程度の相談が寄せられているといい、JRは今後、家屋の修繕など補償について対応していく。
