岩屋毅外相は12日のNHK番組で、20日に米ワシントンで開かれるトランプ次期大統領の就任式に出席することを明らかにした。石破茂首相は2月前半にも訪米し、トランプ氏と初めて会談することを調整している。岩屋氏は「来たるべき石破総理の訪米、日米の正式な首脳会談に向けて、地ならしをしっかりしていきたい」と述べた。
岩屋氏は、トランプ氏側から就任式への招待があったと明かし、「これからスタートするトランプ政権と、まずは信頼関係をしっかり構築したい」と語った。トランプ次期政権で国務長官に就任予定のマルコ・ルビオ上院議員との会談を模索していることも明らかにした。
また岩屋氏は、今月7日に首相らを交えてソフトバンクグループ（SBG）会長兼社長の孫正義氏と会食した話題に触れ、トランプ氏との向き合い方について、孫氏から「あまり回りくどい話をせず、日米関係の重要課題について端的に新大統領に伝えていけばいい」との助言をもらったと明らかにした。孫氏は昨年12月、米フロリダ州のトランプ氏の私邸「マール・ア・ラーゴ」でトランプ氏と会談し、SBGが米国に1千億ドル（約15兆円）を投資する方針を表明した。
