市議から役所への質問が多すぎて、対応はもう限界――。奈良県香芝市が、市議会の閉会中に市議が文書で出せる質問を1人1回、1問までとする条例改正案をつくった。12月議会に提出するが、市議側から反発の声もある。
職員から「業務逼迫」の声
香芝市では、市議会が開かれていない期間の議員からの質問を文書で受け付けて、答えてきた。
今年7月には、2人の議員から計7件の質問があった。8月は1人から2件、10月は3人から3件、11月にも4人から4件。公共施設や行政サービスの利用状況を尋ねる質問のほか、他の議員の言動を詳細に記した上で「パワハラにあたるか」という趣旨の質問を繰り返す議員もいた。
市企画政策課によると、質問…