Smiley face
弾道ミサイル発射を知らせる放送が鳴り、体育館へ避難後、体を守る姿勢をとる生徒たち=2024年5月31日午後3時2分、福島県須賀川市陣場町、滝口信之撮影

 北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次ぐ中、福島県須賀川市の須賀川桐陽高校で31日、ミサイル発射を想定した避難訓練があり、生徒や教職員、市職員ら約650人が参加した。訓練は、ミサイル発射時に迅速な避難を理解してもらう目的で、内閣官房と総務省消防庁、県、須賀川市の共催で、県内で行うのは昨年の桑折町に続いて2回目。

 今回は、仮想国がミサイルを発射し、福島県周辺に落下する可能性があるとの想定。校内放送で避難が呼びかけられると、体育館に避難した生徒らは、壁際でしゃがんで体を守る姿勢を取った。

 訓練に参加した高校3年の橋本愛菜さん(18)は教室の窓ガラスから離れた中央部に避難し、頭や耳を守ったという。「今回の経験を家族とも共有し、いざというときに備えたい」と話した。(滝口信之)

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