ABCテレビ・テレビ朝日系で放送中のドラマ「マイダイアリー」(日曜夜10時15分)は、社会人1年目の主人公が、ふとした瞬間に学生時代の思い出を振り返る物語。等身大の若者たちのやりとりを描きつつ、言葉選びの繊細さが印象に残るオリジナル作品だ。手がけるのは、気鋭の若手脚本家・兵藤るりさん。物語を通して、「普通」について問い直しているという。
兵藤さんは東京出身。お茶の水女子大理学部数学科を中退後、東京芸大大学院で脚本について学んだ。近年はNHKの夜ドラ「わたしの一番最悪なともだち」の脚本も手がけた。
いま、27歳。「まだ学生だったことを、すごく近いこととして思い出せる。自分がこの年齢だからこそ、若い人に向けて、感情に寄り添った作品を作りやすい状態にある」と自身を分析する。
清原果耶「まっすぐにいいこと言う」
その言葉通り、若い世代の不…