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2018年、米連邦最高裁のアリート判事(左)と妻=AP

 米連邦最高裁の保守派判事の自宅庭に約3年前、米国の国旗が逆さまに掲げられていたことが米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の報道で発覚した。2020年の大統領選の結果を覆そうとするトランプ前大統領の主張に賛同する意図があると受け止められ、最高裁の重要判決の審理から身を引くよう求める声が上がっている。

 きっかけはNYTが16日、保守派のアリート判事の自宅庭に21年1月、米国の国旗が上下逆さまにして掲げられていたことを当時の写真とともに報じたことだ。

 米国旗を上下逆にすることは政治的な抗議活動として使われることが多く、20年の大統領選でトランプ氏が勝ったと主張するトランプ支持者が同じように国旗を掲げることがある。

 トランプ氏の支持者らが21年1月6日、連邦議会議事堂を襲撃した事件でも見られた。アリート氏の自宅庭に同じように国旗が掲げられたのは、襲撃事件の直後だった。

 最高裁は近く、トランプ氏が…

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