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沖縄県北部にできるテーマパーク「ジャングリア」の全体のイメージ=ジャパンエンターテイメント提供

 沖縄県で来年夏に、テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が開業する。沖縄の大自然を取り入れ、「興奮とぜいたくな体験ができる」施設を目指す。運営会社ジャパンエンターテイメントの加藤健史CEO(最高経営責任者)が朝日新聞のインタビューに応じ、新しいテーマパークが地元企業の成長や観光人材の育成にもつながると意気込んだ。

 ――コンセプトの「パワーバカンス」とは?

 沖縄の観光客を調査すると、「元気になった」というコメントが多い。(沖縄には)パワースポットもたくさんある。週末のレジャーではなく、旅行で行く先として、あこがれの休日の表現としてバカンスにした。

 日常のいろんなシステムの中で生きていると、便利ではあるが、そこから解放されたいという潜在意識がある。沖縄の自然という地域の価値を深く体験できるアクティビティーを用意し、「超興奮」と「ぜいたく」、そこから解放感を得る。その思いをパワーバカンスという言葉に込めた。

 ――都市部のテーマパークと違いがあると。

 決定的な違いは、本物を提供すること。都市部のテーマパークはコンセプトに基づいて、更地にコンクリートを打ち固めて造る。我々はもともとある地形をアトラクションに取り入れる。だからこそ、この地域でやる意味があり、他では体験できない。

 ――具体的にはどのようなアトラクションをつくるのでしょうか。

 例えば、恐竜に追いかけられ…

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