8日に初めての「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたことを受け、巨大地震が発生した場合に津波被害が予想される和歌山県は災害対策本部を設置し、警戒にあたっている。海水浴場の閉鎖や催しの中止など、沿岸部の観光地への影響も出ている。
民宿は電話対応に追われる
8日夜、岸本周平知事や県幹部らが出席した災害対策本部会議では、職員が交代で24時間体制で対応にあたることや、各部の現況などが報告された。
岸本知事は「避難所の場所や経路、1週間程度の水や食品の備蓄など、地震への備えを再確認して」と、県民に呼びかけている。海南市は市内2カ所に避難所を開設し、事態に備える。
お盆を前に、各地で観光、催し、交通にも影響が出ている。
白浜町は9日、町内4カ所の海水浴場を閉鎖した。多くの観光客が訪れる白良浜は出入り口を封鎖した。
しかし、海水浴客らが次々と…