【動画】夏の知床・羅臼岳、「天空の花畑」に目奪われる=神村正史撮影
世界自然遺産・知床の最高峰、羅臼岳(1661メートル)の夏山シーズンが盛期だ。上級者向けの「羅臼温泉コース」を登ると、1250メートル付近の「お花畑分岐」の周辺で、風に揺れる高山植物の花々に目を奪われた。
羅臼岳は、知床半島西側の斜里町に登山口のある「岩尾別温泉コース」を登る人が多いが、「日本百名山」の著者、深田久弥氏が登ったという半島東側の羅臼町からの「羅臼温泉コース」も健脚な「通」に好まれている。
「岩尾別」が標高230メートルほどから登るのに対し、「羅臼」は同100メートルほどに登山口があり、山頂までに稼ぐ高さも距離もある。勾配も急で足場の悪い場所も多く、一般的に往復11時間以上を要するとされる。
7月27日早朝、登山口に近…