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燃料デブリが入った容器=日本原子力研究開発機構提供

 日本原子力研究開発機構は12日、茨城県大洗町にある施設に、東京電力福島第一原発2号機から取り出した溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)が到着したと発表した。初の試験的取り出しの一環で、今後、成分や構造を詳しく分析していく。

 この日、専用の容器に入れた燃料デブリをトラックで輸送した。午前9時27分、福島第一原発を出発し、午後2時41分、分析施設に到着したという。

 福島第一原発1~3号機には推計880トンの燃料デブリがある。取り出した燃料デブリは約1年かけて分析し、核分裂反応が連鎖的に続く「臨界」のリスクや硬さを推定することで、今後の取り出し方法の検討に生かすという。

 ただ、東電は今回、試験的に…

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