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石川県

 陸上自衛隊金沢駐屯地は3日、昨年元日の能登半島地震の初動に間に合わなかったとして、災害発生時の初動派遣部隊の要員だった21歳~31歳の陸士長3人を停職5日の処分にし、発表した。3人は「災害が起こらないと思い、駐屯地から離れた場所にいた」などと話しているという。

 同駐屯地広報室によると、3人は第14普通科連隊に所属。災害発生時の初動派遣部隊の要員として、発災から1時間以内に出動できる状態で待機する必要があったが、遠隔地に滞在していて怠ったという。

 連隊長の野田哲徳1等陸佐は「速やかな要員交代により初動対処に影響はなかったものの、即応態勢にかかる重大な規律違反であり、厳正に処分した」とのコメントを出した。

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