3日夕に震度6弱を観測した鹿児島県のトカラ列島・悪石島(十島村)で4日朝、希望制の島外避難が始まった。村によると、島在住の島民のうち0~80歳の13人が村営フェリーの定期船「フェリーとしま2」に乗船し、250キロ離れた鹿児島市の鹿児島港に向かった。
トカラ列島では、6月21日から震度1以上の地震が1千回超起きており、震度6弱の地震を受け、村は「眠れない島民がいる」「島民のストレスがたまっている」として、希望者の避難を決めた。船は4日午後6時20分に鹿児島港に着く予定。
村によると、避難者は村が用意した鹿児島市内のホテルに1週間程度滞在する予定。