トランプ米大統領が駐日大使に指名した実業家のジョージ・グラス氏が13日、承認に向けた上院外交委員会の公聴会に出席し、在日米軍駐留経費の日本側負担の増額を求める考えを示した。「関税や対日貿易赤字の削減について厳しい対話をするつもりだ」とも述べた。今後、貿易や安全保障をめぐる対日圧力が増す可能性がある。
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グラス氏は、日本が2027年度に防衛費を国内総生産(GDP)比2%に増額するなど防衛力を強化する方針について、「私は約束を守らせる」と語った。石破茂首相が訪米した際に、防衛費について「さらに増額の必要があれば、議論できる」と語った、とも説明した。
在日米軍の駐留経費の日本側…