立憲民主党など野党6党派の政策責任者は28日、国会内で会談し、臨時国会での補正予算案への修正要求で連携できるかどうか協議した。国民民主党とれいわ新選組は27日の政治改革をめぐる野党間協議に欠席したが、この日の会談には参加。ただ、能登半島の復興や学校給食の無償化などの意見交換にとどまり、野党間の足並みがそろう見通しは立たなかった。
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立憲の重徳和彦政調会長は会談で「野党が全部そろえば(衆院で)過半数だ」と強調。出席者によると、国民民主が与党を含む「各党と等距離」との立場を説明したのに対し、日本維新の会は「与党の数合わせに付き合うことになりかねない」などと指摘したという。重徳氏は会談後、「現時点ではそれぞれ考え方が違うが、何かしら一致できる点を探る」と語った。
一方、国民民主、れいわの幹部は取材に対し、案件ごとに野党間協議の出席を判断する考えを示した。