大阪府の学校教育審議会(会長・浅野良一環太平洋大教授)は20日、今後の府立高校の入学者選抜制度について、学力以外の基準を評価に加える「特色枠」の導入や入試日程の前倒し、複数校志願制などを盛り込んだ改革素案を公表した。議論を進めて8月ごろに府教育委員会に答申。制度の詳細を詰めて、早ければ2026年度入試から実施される。
素案によれば、ボランティア活動や起業体験、クラブ活動など、学力検査以外の学校が求める「特色」で合否を判断する枠を募集人員に一定割合設ける。導入によって、生徒は個性や強みを生かした受験ができ、各校の特色を意識した受験先の選択につながるという。
入試日程は、3月上旬の一般…