
今年の「骨太の方針」は、財政運営の中核目標を、「債務残高対GDP比の安定的引き下げ」と定めた。何を意味するのか。
この場合の債務とは、国と地方をあわせた政府の借金の総額を指す。国債や地方債、借入金などをどの範囲まで含めるかによって数字が異なるが、内閣府が中長期の試算で用いているのは、「国と地方の公債等残高」だ。普通国債、地方債、交付税特別会計の借入金の合計額で、2025年度で1289.9兆円と推計されている。
一方、GDPは国内総生産のことで、物価変動の影響を含めた実額(名目値)を用いる。国内で生み出された付加価値の合計額を意味し、その国の経済活動の規模を表す代表的な数字だ。25年度は669.4兆円だった。
従って、この二つの数字の比…






