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常勤職員を務める日本若者協議会が運営する民主主義博物館で「民主主義」について語る、中村眞大さん=2026年5月、東京都大田区、佐藤美鈴撮影

Re:Ron特集「動き出す私たち」

 学校を変えることで社会全体を変えることができる――。高校時代、「自由な校風が奪われるのではないか」という危機感から校則や学校のあり方を問うドキュメンタリーを制作し、YouTubeで発信した中村眞大さん(23)。その後も学校や若者をめぐる問題に取り組みながら、フリーライターとして社会運動に取り組む同世代の姿を取材し、発信を続けています。

School Liberty Network代表・フリーライター 中村眞大さん(23)

生きやすい社会にするにはどうすればいいのか。そんな疑問から現状を変えようと、一歩を踏み出した人たちがいます。Re:Ron特集「動き出す私たち」は、それぞれの原点、実践や葛藤を通して、新しい社会の胎動を伝えます。

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 中学のときに入った生徒会。学校を変えられると思ったけれど、実態は職員室の「下請け」だった。あいさつ運動、ペットボトルキャップ集め……前髪や下着の色などを定めた校則にも疑問を感じて、自由な校風で知られる東京都立北園高校をめざしました。

 北園高校の校則には「高校生らしい服装で学校生活を送る」とだけ書かれていて、皆私服で、金髪の人も、休み時間にウーバーイーツを頼んでいる先輩もいた。

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東京都立北園高校の前に立つ中村眞大さん(中央)とドキュメンタリーを一緒に作った仲間たち=2021年4月、東京都板橋区

 けれど、その「自由」が揺らぐような出来事があったんです。

 1年生の秋、文化祭の実行委員として司会の先輩たちに密着して撮影していると、当日の朝、先輩たちが生徒指導の教師に呼び出された。「何だその髪色は」「司会の自覚がないんじゃないか」と言われ、全校生徒の前では明るい髪色を隠すよう求められた。悔しくて泣いている先輩もいて、なぜこんな理不尽なことを言われなければいけないんだろう、と思った。

 「高校生らしい」をめぐる考…

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