公立の中高一貫校で、高校からの入学者募集を停止したり、停止を検討したりする学校が出てきている。背景に何があるのか。
【まなviva!】(まなび場)
幼い子から人生のベテランまで。「学ぶ」をとりまく喜怒哀楽や最新事情を伝えます。
今春、開校70年を迎えた横浜市立南高校(港南区)の卒業生たちに、衝撃が走った。2012年4月に付属中学校ができて同市初の公立中高一貫校となったが、市教育委員会が、高校からの募集停止を含めた運営見直しを進めていることが明らかになったからだ。
卒業生の70代の男性は「自分の高校がなくなるようで寂しい。クラブ活動にも一生懸命に打ち込む校風が変わるのでは」と話す。小学生の子どもがいる30代の男性は「周辺エリアでは過去に県立高の統合もあり、高校選びの選択肢がさらに狭まるのでは」と危惧する。
教育目標の達成状況、検証してみると…
見直しのきっかけは、市教委…