高校2校を2027年度の入学から募集停止するとした府教育委員会の方針に対し、廃校の対象になった府立高校の保護者や教職員らでつくる「大阪の高校を守る会」(奥野喜久夫会長)は11日、募集停止に反対し府立高の少人数学級化に踏み出すことを求める署名集めをすると発表した。
27年度に募集停止するとされたのは、門真西(門真市)と懐風館(羽曳野市)。府立学校条例では、3年連続で定員割れし、改善の見込みがない府立高校は再編整備の検討対象にすると定めている。門真西は6年連続、懐風館は5年連続の定員割れ。8月に発表された「府立高校改革アクションプラン」案では、40年の中卒者の見込みから府立高校は今より32校程度減ると試算している。
守る会の志摩毅事務局長は「学校を減らすのでなく、少人数学級にして教育条件を改善すべきだ」と話した。