
伊勢神宮の式年遷宮で20年に1度建て替える社殿の御用材を市民が運ぶ「お木曳(きひき)行事」が9日、三重県伊勢市内で始まった。法被姿の市民ら約3千人が参加し、「エンヤ、エンヤ」のかけ声で、街中がにぎわいに満たされた。
お木曳は2033年の遷宮に向け、今年と来年の2年にわたって計約360本のヒノキの用材を運ぶ。この日は、市内を流れる宮川の河川敷から伊勢神宮外宮への約2キロの街なかを、奉曳車(ほうえいしゃ)に載せて引く「陸曳(おかびき)」があった。勇壮な木遣(きや)り唄を響かせたり、引き綱を道路いっぱいに蛇行させて練り歩いたりした。沿道には、市民や観光客が集まり、にぎやかな行事を楽しんでいた。
今年は8月まで週末中心に、外宮と内宮へのお木曳が計19日間ある。
宮川で清めた用材、息子世代へ伝統つなぐ夫妻
9日、三重県伊勢市で始まった「お木曳(きひき)行事」。伊勢神宮の式年遷宮(2033年)で社殿の造営に使う御用材を市民が運ぶ民俗行事で、初日の最初に運ぶ1番車を「出雲町誠義会奉曳(ほうえい)団」が担った。
「1番車だけに、全団の手本になるようにしたい」と意気込んでいたのは中村敏明団長(65)。
外宮に運ぶ陸曳(おかびき)…































