
中部電力が浜岡原発(静岡県)で想定する最大の地震の揺れ「基準地震動」に関わるデータを不正に操作し、過小評価した疑いが明らかになった。原子力規制委員会は「審査データの捏造(ねつぞう)」と判断し、再稼働に向けた審査を白紙に戻した。12年に及ぶ審査は、どのように進められてきたのか。
浜岡原発は、南海トラフ巨大地震の震源域にある。マグニチュード9級の地震が想定され、他の原発より厳しい地震や津波の対策が求められる。
南海トラフ震源域の直上、停止要請も
不正問題が議論された7日の規制委定例会では、地震が専門の山岡耕春委員が「南海トラフ地震の震源域の直上であり、国民の地震動に関する関心がおそらく最も高い地域」と述べ、特別な地域であることを強調した。
東京電力福島第一原発事故後…







