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インタビューに応じる山口広弁護士=2025年11月20日午前11時40分、東京都新宿区、島崎周撮影
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 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告の公判で、被告側証人として尋問に答えた山口広弁護士(76)が朝日新聞の取材に応じた。法廷に立ったのは、40年近く世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に取り組んできて、「事件は防げたのではないか」という後悔があるからだという。

  • 前回は半生語った山上被告、犯行動機どう説明? きょうも被告人質問

 ――19日の証人尋問には、どんな決意で臨みましたか。

 正直、証人尋問を受けるか、ちゅうちょしていました。もうこの年齢ですし、記憶力も乏しくなっている。他の弁護士にも頼みましたが、山上被告の弁護団からは「全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)で40年以上にわたって取り組んできた経験をしゃべってもらうだけで十分だ」と説得された。自分としては「ここで逃げちゃいけない」という思いで、尋問を受けました。

 事件については非常に重く受け止めており、悔しい。自分が関わり続けてきた問題の中で、一番残念なできごとでした。何とかしようがなかったのかと、繰り返し思っています。

 宗教2世に対するケアや対策をもっと早くやっていれば、事件は防げたのではないか。2世の問題がかなり深刻だという話題は、全国弁連では出ていました。悩んでいる2世の方々が気楽に相談できる窓口を作っていれば、一緒に対策について考えたり、相談に応じたりできたでしょう。

 人を殺すということは決して許される行為ではないと思いますが、山上被告がその窓口にアクセスしてくれていれば、ああいうことはしなかったのではないかという気持ちがあります。対策が不十分だったことについてわびの気持ちを込めて、どんなにしんどくても、証言をしなければいけないと思いました。

山上被告から聞いた「予想外の話」

 ――証言前、山上被告と面会もされたそうですね。

 面会時間は20分しかありま…

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