人生設計ゲームを通じて、将来の資産形成を子どもたちに考えてもらう。そんな取り組みが広がりつつある。
5月11日午前8時45分、岐阜大学(岐阜市)の大教室に約100人が集まった。

「ゴールデンウィーク中はお金を使いましたか」
「家計簿をつけましたか」
教育学部の大藪(おおやぶ)千穂教授(生活経済学・家庭経済学)が問いかける。
教育費の支払いは何年かかる?
新入生を対象にした全学共通教育科目「生活の経済」(自由選択科目)の1コマだ。
教員志望の舩戸柚季(ゆずき)さん(18)は「将来、自分の授業に生かせるかなと思った」。獣医師を目指す女子学生は「開業を考えると、お金のことを知っておきたい」と選択の理由を話す。
4月から3カ月間、家計簿で自分の生活にかかる収入と支出を把握し、分析してリポートを出す。
生まれてから大学卒業までの自分の教育費をアルバイトの時給で割り、支払いに何年かかるのかも計算してもらう。

「投資は余裕資金でやるもの。手元のお金を増やそうと投資するのは絶対ダメ」
授業では、そんな注意喚起もした。
「高校までは『何とか商法』と言われてもピンとこなかった」と話すのは、教育学部1年の丹羽実希(みのり)さん(18)だ。悪質商法や闇バイトなどに巻き込まれないように労働契約も学ぶ。
大藪教授によると、高校でも金融教育の授業はあるが、(契約を解除できる)クーリングオフぐらいしか覚えていない学生も多いという。
高校の家庭科で金融教育にあ…













