
米政府は6日、中国が2020年6月に秘密裏に核実験を実施したことを把握していると明らかにした。中国はこれまで1996年の地下核実験を最後に核爆発を伴う核実験をしていないと説明している。米国の主張が事実ならば、中国による急速な核戦力の拡大やその不透明性への懸念が高まることになる。中国側は「事実無根の非難を拒否する」と米側を批判している。
- 【そもそも解説】新戦略兵器削減条約はなぜ失効? どうなる核軍縮
米ロ間で互いの核戦力を制限する唯一の枠組みとなっていた「新戦略兵器削減条約(新START)」が5日に失効したばかり。トランプ米大統領は「もっといい合意」をめざす考えを示し、中国も加わる枠組みの必要性を強調してきた。
米国務省のディナノ国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)は6日のジュネーブ軍縮会議で、中国は核実験に伴う地震測定を通じた監視効果を低減させる「デカップリング」という方法で実験を隠匿しようとしてきたと指摘し、「2020年6月22日にそのような形で(数百トン規模の)核実験を実施した」と述べた。
中国側「虚偽の物語に反対」
ディナノ氏は新たな軍備管理…





