子どもや若者が、安心して悩みを相談できる「街の保健室」をコンセプトにした「ユースウエルネスKuKuNa(くくな)」が、4月から東京都江戸川区で活動を始めた。室長で、思春期保健相談士の資格をもつ助産師の幸崎若菜さん(43)は「ただ来て過ごすだけでもいいので、気軽に利用してほしい」と呼びかけている。
「KuKuNa」はハワイ語で「ひだまり」を意味する。運営主体は同区の産婦人科・小児科の「まつしま病院」だ。
無料開放する「オープンユース」の2回目の開催となった4月27日は、23人が訪れた。母親(42)と来た高校1年の少女(15)は、用意されていた飲み物とチョコレート菓子を口にしながら学校のことなどを幸崎さんに話した。
「家族以外で話せる環境があ…