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参院内閣委で、「国家情報会議」と実務を担う「国家情報局」を設置するための法案が可決された=2026年5月26日午後4時29分、岩下毅撮影

 国家情報会議や国家情報局を設置する関連法が5月27日、成立しました。国家情報局は独自に収集した情報と、警察庁や外務省など関連省庁が収集した情報を集約し、分析する組織になる見通しです。米中央情報局(CIA)に20年以上勤務し、国家情報長官特別顧問や、北朝鮮の核問題に関する6者協議担当大使も務めたジョセフ・デトラニ氏は「あらゆる情報機関による情報の共有と包括的な分析が重要だ」と指摘します。

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 ――米国はどうやって「情報組織の縦割り主義」を解消しているのですか。

 米国は(縦割り主義の解消などを狙い)国家情報長官室(ODNI)を設置しました。情報機関と法執行機関が協力して情報や分析を共有し、データを統合して見落としがないようにします。他の機関とデータ分析が共有されることで、それぞれの分析判断の信頼性について「高い」「低い」「中程度」といった評価が加わります。

 ODNIは、国家の機密情報全体(の調整や分析)をとりまとめます。起草者が(報告書を)作成した後、(関係者)全員に(分析について)賛成か反対かを確認します。提供された情報分析に基づいて政策を執行する機関に対し、(分析への)信頼を与える役割を担っています。

 日本の国家情報局は情報収集も行う方向のようですが、ODNIは行っていません。ODNIは他の情報機関による情報収集に依拠しています。

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