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首相官邸に入る小泉進次郎農水相=2025年9月19日午前8時45分、岩下毅撮影
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 視察で街を歩けば、通りかかった高校生から「進次郎だ」と声が漏れる。議員会館の移動中には、出くわした見学者との写真撮影が始まる。今回の自民党総裁選の候補者の中でも知名度で群を抜く小泉進次郎農林水産相(44)が20日、立候補表明の記者会見に臨む。

 元首相の父、純一郎氏の地盤を継ぎ、民主党政権が誕生した2009年の衆院選で、28歳で初当選。野党の一員として国会議員のキャリアをスタートした。当選3回で党の農林部会長、当選4回で厚生労働部会長や環境相に抜擢(ばってき)されるなど、「将来の首相候補」として恵まれたポジションを与えられてきた。

過去には「セクシー」発言 発信力の一方で言動に不安

 一方で、人気先行で実力不足との評価はなかなか消えない。

 農林部会長のときには農業改革をめぐり、農協の組織改革を主張したが、党内の農林族の猛反発を招いた。結局、1年近くをかけてまとめられた政府・与党案は穏便な内容にとどまり、小泉氏が掲げた「改革」は実現せずに終わった。

 環境相在任中は、国連本部で開かれた脱炭素化に関するイベントに出席するため米国を訪れた際、英語での記者会見で「気候変動のような大きな規模の問題に取り組むことは、楽しく、クールで、セクシーに違いない」と発言し、物議を醸した。

 昨年の総裁選でも発言が疑問…

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