文学フェスティバルの開会式では、戦争の犠牲者に黙禱(もくとう)を捧げた後に参加者らがウクライナ国歌を斉唱した=2025年12月12日午後7時41分、東京都渋谷区、本田隼人撮影 戦争は、あらゆる営みを犠牲にする。ロシアの軍事攻撃を受けるウクライナもそうだ。全面侵攻が始まって4年が経過。戦火で変貌(へんぼう)した文化を、「書籍」という側面から見つめてみる。 昨年の12月中旬、東京都渋谷区のビルの一室。日本初のウクライナの文学フェスが3日間にわたって開かれた。ウクライナ出身で埼玉県内に住む村上ダリアさん(42)が主催した。 会場には多くの人が詰めかけ、にぎわった。しかし、ここでも戦争が暗い影を落とす。 空爆によって28歳で死亡し…