
イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師(56)が就任して1カ月が過ぎたが、いまだに公の場に姿を見せていない。米国との停戦協議という重要局面のいま、イランの政権のかじ取りはどうなっているのか。
「我が国を攻撃した犯罪的侵略者を決して罰せずにはおかない。あらゆる損害に対する賠償を間違いなく要求する」
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イランと米国の停戦協議を2日後に控えた9日、モジタバ師の声明が公表された。
最高指導者を36年間務めた故アリ・ハメネイ師の次男。2月28日に米国・イスラエルの攻撃で死亡した父の喪が明けるタイミングだった。声明は国営テレビで女性アナウンサーが読み上げる形で発表され、肉声は聞かれなかった。
モジタバ師は、聖職者でつくる「専門家会議」によって3月8日に後継に選ばれた。ホメイニ師、父に次ぐ3代目の最高指導者だ。公職経験はなく、父の裏方役を務めてきたとされ、国民にあまり知られていない存在だった。
その状況はいまも大きく変わ…




