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 陸上養殖と水耕栽培を組み合わせて、魚と野菜を一つの施設で育てる「アクアポニックス」というシステムが広がりつつあります。食料生産にとどまらず、癒やしや教育など、多彩な角度から注目されているようです。

 アクアポニックスは、水産養殖(アクアカルチャー)と水耕栽培(ハイドロポニックス)を組み合わせた造語だ。

アクアポニックス 続々登場

この記事のポイント

(1)県庁屋上、商業施設…あちこちに出現
(2)約15年で急成長の分野、先進施設を記者が訪ねた
(3)「環境にやさしい」採算採れるかがカギ

 今年、首都圏に続々と施設が登場している。

 神奈川県庁(横浜市中区)に8月31日、アクアポニックスを使った「ともいきファーム」がオープンした。

写真・図版
開園した「ともいきファーム」で、アクアポニックス設置されたマリーゴールドを剪定する野田朱織さん(右)と光岡遼稀さん=2026年8月31日午後5時37分、横浜市中区、加藤美帆撮影

 県庁東庁舎の屋上に3台の設備を配置。棚にはミントやバジル、マリーゴールドなどの植物が置かれ、下の水槽ではホンモロコやティラピアが泳ぐ。ビールの原料として使われるホップやブドウの苗も植えられ、水槽の水を与えて栽培する。収穫物は近隣のレストランや商業施設に販売する予定だ。運営は、俳優の小林涼子さんが起業した農福連携事業を行う「AGRIKO(アグリコ)」(東京都渋谷区)が担う。

 県は、障害者とともに生きる…

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