
「日本は武器を輸出しない」。そんな戦後の原則は、近年姿を変えてきました。そして今、殺傷能力のある武器の輸出に政府は取り組んでいます。そもそも、なぜ日本は武器輸出を制限してきたのでしょうか。その歴史と現在地を解説します。
Q 日本が武器を輸出する際はどんなルールがあったのか。
A 日本にはもともと1967年に佐藤栄作首相が表明した「武器輸出三原則」があった。共産圏や紛争の当事国などへの武器輸出を認めないもので、76年には三木武夫内閣がこの他の国へも輸出を「慎む」とし、事実上、日本は武器を輸出できない国だった。
三木内閣で当時外務大臣だった宮沢喜一元首相は「わが国は兵器の輸出をして金を稼ぐほど落ちぶれてはいない。もう少し高い理想を持った国として今後も続けていくべきだ」と述べた。

Q それがどう変わったのか。
A 大きな転換点だったのが…




