
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は11日、動画のメッセージを公表し、自身が米司法当局による刑事捜査の対象となったことを明らかにした。パウエル氏はこの捜査について、「口実だ」と強く反発。「政権による脅しと継続的な圧力」の一環だとの見方を強く示唆した。
米国の中央銀行にあたるFRBのトップに刑事捜査が及ぶのは極めて異例。パウエル氏は職務の継続を明言した。パウエル氏を攻撃し続けてきたトランプ大統領は11日、米NBCテレビのインタビューに「その件については何も知らない」と述べ、自身の関与を否定した。
パウエル氏によると、米司法省は9日、刑事訴追の可能性をほのめかす大陪審への召喚状をFRBに送った。大陪審は市民で構成され、捜査対象の人物を起訴すべきかどうか判断する組織だ。
問題となったのはFRBが進める本部ビルの改修工事だ。パウエル氏がこの工事について、昨年6月に連邦議会で虚偽の証言をした疑いがあるという。トランプ氏は工事の費用が過大だと批判してきた。昨年7月には現地に乗り込み、パウエル氏の案内で工事現場を視察した経緯もある。
パウエル氏は声明でこうした…






