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雪が残るJR四ツ谷駅前の横断歩道を渡る人たち。近くの上智大で入学試験があり、受験生の姿も多く見られた=2024年2月、東京都千代田区
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 今年の受験シーズンが本格化。勉強の成果を十分に発揮するには、試験当日の大雪や事故による交通機関の乱れ、場合によっては痴漢にも注意が必要です。いざという時にパニックにならないように事前に準備できることや、鉄道各社の対応などを紹介します。

 まずは、交通機関が乱れても冷静に対応するために、受験生が事前に準備できることから。試験会場までのルートは、最短コースだけでなく、別の交通機関を使った予備のルートも頭に入れておきたい。その複数ルートで実際に移動し会場も下見しておくと、万一の時に慌てずに済む。

 試験当日は早めに出発するのが鉄則だ。乗る予定だった列車が遅れたり運休したりして、時間が余計にかかる予備のルートを使っても試験開始に間に合うくらいの余裕を持ちたい。トラブルが起きた時にすぐ情報を確認できるように、利用する交通機関のサイトやアプリを、事前にスマートフォンなどに登録しておくと安心だ。

 JR東日本を利用する場合は公式アプリが便利だ。運休や遅延の情報が、文字に加え、影響が出ている路線の地図上にも表示される。遅れを加味して目的地までの経路を検索でき、主な路線では次の列車がどこまで来ているかも確認できる。

 ただ、最新の情報は、駅や車内で肉声のアナウンスで伝えられることも多い。担当者は「異常があった時には、イヤホンを外してアナウンスにも注意を払ってほしい」と呼びかける。

■受験会場最寄り駅で駅員増員…

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