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キャリア解放区代表理事の納富順一さん

 就職活動でウソをつきたくない――。自分の話を盛った、見栄えのよい「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)づくりへの、若者たちの違和感は大きくなっているようです。従来の就活への違和感から、企業と若者の「対話」を重視したユニークな就職支援事業を展開するNPO法人「キャリア解放区」の納富順一・代表理事は、「『就職さえすれば良いことがある』という昔の価値観は通じなくなっている」と話します。

ESやグループ面接なし、対話重視の就職支援

 「就活アウトロー採用」という就職支援サービスを2013年から運営しています。対象は、29歳までの就職経験のない若者ら。働く意欲はあるが従来の就職活動には違和感がある、考えすぎて動けないといった、既存の就活のレールから外れた人も参加しています。

 ワークショップ形式で、若者と企業の人事担当者らが対話します。お決まりのエントリーシートやグループ面接はなく、先入観をもたないよう、企業名も最初は伏せています。抽象的・哲学的なテーマを設定するので、参加者はその場で考えて答えるしかなく、お互いの価値観がよく見えるのが特徴です。

 「新卒一括採用の波に乗り遅れたら、もう社会に出られないのでは」。若者がそんな切迫感に駆り立てられ、懸命に就活しなければならない状況を、変えたいと思っています。

 本来、自分が何者かを探すに…

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