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練習に励む山辺町立山辺中音楽部=2025年9月16日午後5時3分、山形県山辺町、斎藤徹撮影

 第77回全日本合唱コンクール東北支部大会(全日本合唱連盟東北支部、岩手県合唱連盟、朝日新聞社主催)が26日、盛岡市で始まる。山形からは中学生、高校、大学職場一般の3部門に計11団体が出場し、調和の取れたアンサンブルを披露する。

 山辺町立山辺中音楽部は、女子19人で中学生部門の同声の部に出る。出場は2021年から5大会連続で通算18回目だ。

 8月末の県大会では、無伴奏でラテン語のミサ曲を披露。起伏に富んだ音階を丁寧に歌い、音の強弱で輪郭を際立たせ、みごと金賞に輝いた。副部長の横山莉子さん(3年)は「使ったことのない子音や母音が難しいけど、詩の意味を理解して曲に込められた思いを表現できたときにやりがいを感じます」と話す。

 「孤高の存在」だ。県内中学校の合唱活動は、鶴岡や酒田など庄内地域が中心。村山や置賜など内陸地域からの合唱大会出場は、ここ数年は山辺中がほぼ唯一で、合唱関係者からは「内陸の星」とも言われる。

 音楽教諭の吉田ユカリさんが、20年以上にわたり音楽部の顧問を務め、校内合唱コンクールを開くなど合唱の灯をともし続けてきた。

 その灯を受け継ぐ現顧問の伊藤洋子さんも、山辺中音楽部の出身。切磋琢磨(せっさたくま)し合う中学校が近隣にないという苦労もあるが、伊藤さんは「部員同士が自分の声でお互いを支え合う女声合唱をめざしています。部活動で学んだことを、大人になってからもいろんな方面でいかしていってほしい」と話す。

 部長の吉田涼夏(すずな)さん(3年)は「東北大会に出場する学校は、どこもすばらしいハーモニー。緊張すると思うけど、私たちも各パートの響きを全体でそろえ、細かい発音にも気をつけて、良い音を出したいです」と意気込む。その先には、念願の全国大会出場が見えてくる。

 東北支部大会は、26日の高校部門に羽黒、山形西、致道館の3校、27日の中学生部門に山辺、鶴岡三、鶴岡一の3校、28日の大学職場一般部門に山形大混声合唱団、鶴岡土曜会混声合唱団など5団体が出場する。

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