
車いすを利用する中学生の高校選択が、高校にエレベーターがあるかどうかで左右されている。公立高校に設置を義務づけた法律はなく、設置率の全国的な調査もない。「15の春」の選択が本人の希望なのか、社会的障壁(バリアー)によって余儀なくされたものなのか、実態は見えない。
東京都内で働く加藤みのりさん(23)は骨が折れやすい先天性の難病のため車いすを利用している。岐阜県大野町に住んでいた中学2年生当時、進学先の候補にしていた五つの高校を見学した。エレベーターなどのバリアフリー設備の有無や受け入れが可能かどうかを高校側に確かめるためだ。
自宅から近い志望校にはエレベーターがなかった。見学では受け入れを拒むような雰囲気を言外に感じた。
「1年生の教室は4階だから」
「校舎にはたくさん段差があるから」
教室を1階の部屋にするなど、考えうる対応策を検討した様子もうかがえない。
「私には入学してほしくない…





