
南極の気候変動などを調べる「67次南極地域観測隊」に、朝日新聞からは中山由美記者と杉浦奈実記者が同行します。2025年12月から26年3月まで、二つの航路(レグ1、レグ2)で気候変動の影響などを調査する予定です。現地から、記事や写真、動画で南極の今をお届けします。
顕微鏡をのぞいてみると
1月8日、風が強まってきました。テントがバタバタする音で起こされ、「朝が来たか」と時計をみると、まだ午前2時半。太陽が沈まず明るいので、時計がないと時刻がわかりません。

強風の中、岩場を歩くのは危険なので、ここラングホブデの野外調査は休み。小屋で仕事をしていると、昭和基地の無線が聞こえてきます。
「作業を中断、了解です」。大陸内陸にある拠点「S16」に燃料を置くため、ドラム缶をヘリコプターで運んで下ろす予定でしたが、なかなか厳しそうです。
私は小屋でパソコンに向かっていると、顕微鏡をのぞいていた研究者の杉浦健太さんが、「クマムシ見ますか?」と。近くの岩場にはえているコケをとって探したら、いました!もぞもぞ脚を動かして犬かきをしているみたいです。でもちっとも進まず、もがいている姿に思わず「かわいい」。

クマムシ愛にあふれる杉浦さんもうれしそう。「世界中どこにでもいるけれど、南極には日本にいるものと違う特徴があっておもしろいです」












