
旅立ちの春がめぐってきた。星空の下、夜の学びやで学んできた高校生も、成長できた自信を胸に卒業を迎える。
「すげえ」「おー」
1月22日午後7時過ぎ、佐賀市西与賀町にある市星空学習館の屋上に30人ほどの高校生の姿があった。大型の双眼鏡を一人ひとりのぞきこみ、細く輝く月を観察すると、感嘆の声がもれた。
同館館長で佐賀天文協会会長の副島勉さん(75)から、冬の大三角や木星の位置を教えてもらいながら、肉眼でも夜空を観察。頭上を見上げ、人工衛星の光も追った。
原則4年制の佐賀商業高定時制課程の生徒たちの校外学習。あたりは真っ暗だが、生徒たちにとっては、いつもの授業時間だ。
学習館の大型望遠鏡を見学したり、室内で副島さんから、日本では「ウサギ」とされる月の模様は、世界では「女性の横顔」や「カニ」と言われることを教わったりした。
「めっちゃきれいに見えた」と笑顔を見せた4年の畑島姫蘭(きら)さん(19)。学習会は畑島さんら生徒たちの提案で実現した。
畑島さんが生徒会長を務めて…




