Smiley face
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広本さんが開発したichi―clip。小さいのがノーマル、右がワイドタイプ=天野光一撮影
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 宮崎市の食品会社の経営者が考えたシンプルで美しいクリップが、欧州でデザイン賞を獲得した。コロナ禍に本業が苦戦し、文房具の製作に進出しようと考えたクリップ。経営者は「苦しみがあったからこそ生まれた商品。機能的なので多くの人に使って欲しい」と話す。

 開発したのは合同会社フードマーク代表社員の広本秀一さん(58)。クリップは独自性がある形などの意味からichi-clip(イチクリップ)と名づけた。見た目が最も美しいとされる「黄金比」を採り入れた形状。しかも、従来のペーパークリップのほぼ半分の材料で作ることができるという。

 欧州の国際的デザインアワード「BIG SEE Product Design Award2025」の製品プロダクト部門で10月にグランプリを受賞した。アジアからは初の受賞。審査員からは「構造と美しさの調和が取れている。まさに普遍的な道具」などと高い評価を得た。

 広本さんが起業したのは2015年。父が漁師で、身近だった干し物のノウハウを生かし、魚や果物などを素材にした乾燥食品を取り扱ってきた。会社のビジョンは「ありそうでなかったものをカタチに」。ドライ漬けものやドライめんたいこなどユニークな品も生み出した。

乾燥食品の販売、コロナ禍が直撃

 だが、コロナ禍が会社を直撃…

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