
日本最古の仮面舞踊劇と言われる「伎楽(ぎがく)」。約1400年前の飛鳥時代に中国大陸から初めて伝わったとされる奈良県明日香村で、舞踊家の森山開次さん(51)が地域の人たちとともに、伎楽の精神を受け継いだ新たな芸能「GIGAKU」の創作に取り組んでいる。27日にはプロのダンサーと住民らが伎楽面をかぶり、衣装を身につけて村内を練り歩く「行道」を開催する。
伎楽は612年、百済人の味摩之(みまし)が飛鳥に伝えたという、音楽に合わせて仮面をつけて踊る無言劇だ。中央アジアや中国などシルクロード沿線の多様な芸能が採り入れられていると考えられている。
史料によれば、飛鳥の橘寺や川原寺などの寺院が伎楽団を結成。東大寺大仏開眼会でも奉納されるなど各地で公演されたが、鎌倉時代の記録を最後に歴史の表舞台から消えた。
そんな伎楽に魅せられたのが神奈川県相模原市出身の森山さん。東京2020パラリンピック開会式の演出・チーフ振り付けを担当するなど幅広い分野で活躍する舞踊家だ。
GIGAKUプロジェクトが目指すもの
森山さんはコロナ禍の時期…












