
石破茂首相は27日、海上保安学校(京都府舞鶴市)の卒業式に出席した。現職首相の卒業式出席は2016年の安倍晋三元首相以来、2人目。首相は「国境を越えた海上犯罪の多発、海洋権益をめぐる対立の顕在化など、海上保安庁の役割はますます重要となっている」と強調した。
首相は中国海警局の公船が沖縄・尖閣諸島周辺の海域で連日確認されていることについて、「(海保が)高い使命感と緊張感を持ち冷静に毅然(きぜん)と対応している」と述べ、卒業生や隊員らを激励した。また、最新鋭の大型巡視船整備や定員増員など政府の取り組みを挙げ、「海上保安官が職責を全うできる環境の整備を着実に進めている」と語った。
海上保安学校の今年度の卒業生は156人(女性17人)で、今後各地の巡視船などに配属される。

