青森公立大学（青森市）は、9日から大学入り口のバスロータリーにある「青森公立大学前」バス停に加え、建物すぐ近くにある降車専用の「大学正面入口前」でも乗車できるようにすると発表した。クマがキャンパス内で5月から2回目撃され、遭遇を避ける狙いという。
大学側の要請にバス会社が応じた。大学へはJRと市営のバスがあり、市内から八甲田山系へ向かう国道103号近くに青森公立大学前バス停と、降車専用の大学正面入口前バス停がある。学生らは下校時、屋外を220メートル歩いて青森公立大学前バス停から乗車する必要があった。大学の担当者は「建物に近い場所でバスに乗ることで、クマと接触するリスクを低くできる」としている。
今回の運用は11月30日まで。大学事務局は6日、バス停の利用について学生らにメールやホームページ上で周知した。
