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陶芸家の神農巌氏の説明で、「青磁堆磁線文壺」を見る秋篠宮家の次女佳子さま=2025年10月10日午前9時10分、京都市下京区、新井義顕撮影
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 秋篠宮家の次女佳子さまが10日、京都市下京区の京都高島屋で開かれている「第72回日本伝統工芸展」(日本工芸会、朝日新聞社など主催)の京都展を鑑賞した。佳子さまは日本工芸会の総裁を務めている。

 会場には陶芸や染織、金工など7部門325点が展示されている。日本工芸会理事・近畿支部幹事長の猪飼(いかい)祐一さんが案内した。

 佳子さまは、いずれも大津市を拠点に活動する重要無形文化財保持者(人間国宝)の木工芸作家の宮本貞治(ていじ)さんや陶芸家の神農巌(しんのういわお)さんらから本人の作品などについて説明を受けた。

 宮本さんの作品「ウォールナット拭漆垂紋棚(ふきうるしすいもんだな)」では「拭漆の色合いの深みがありますね」と感想を述べ、宮本さんに「道具も手作りされているのですか」などと質問した。宮本さんが「後進の育成が使命だと思っています」と話すと、佳子さまは「頑張ってください」と励ました。

 神農さんの作品「青磁堆磁線文壺(せいじついじせんもんつぼ)」では「(青磁の青緑色で)空の青、琵琶湖の緑を表現しています」という神農さんの説明を聞き「きれいな色ですね」と見入った。

 泥状にした磁土(じど)を筆で塗り重ね、器の表面に立体的な線文を浮かび上がらせる堆磁技法という神農さん独自の技法にも興味を示し「琵琶湖の白波の表現がよくわかります」と話した。

 その後、漆芸家・三木表悦さんの工房(京都市中京区)を訪れた。9日にはパナソニックホールディングスの迎賓施設「松下真々庵(しんしんあん)」(京都市左京区)を訪れ、友禅作家で人間国宝の森口邦彦さんから着物の説明を受けた。

 日本伝統工芸展の京都展は13日まで。16~21日には大阪市の大阪高島屋で大阪展が開かれる。

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