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 2026年春夏シーズンの新作が続々、店頭に並び始めている。シャネルにディオール、バレンシアガなど、多数の大手ブランドでデザイナーが交代した今季のトレンドはどうなるか。長年、国内外で取材を重ねているファッション業界のジャーナリストに聞いた。

FASHIONSNAPディレクター・芳之内史也さん

 昨年あった2026年春夏のショーでは、世界的な地球温暖化の影響の広がりをこれまでになく実感した。それを端的に示しているのが、メンズにおいてショートパンツのバリエーションが増えてきたこと。

 ジョナサン・アンダーソンのデビューとなったディオールではボリュームたっぷりのカーゴパンツが登場し、サンローランからは風通しが良さそうなパジャマ風のショーツが提案された。プラダはラフ・シモンズの幼少期の記憶から再構築したというブルマショーツが出た。

 挑発的なスタイルなので、一般に流行するかは疑問だが、プラダは近年、下半身のスタイルを巧みに提案している。私自身も、長すぎる夏に、長ズボンをはけなくなってきた。今年も暑く長い夏が予想され、ショートパンツはより春夏の軸になっていくのではないか。

 暑さ対策をしながらもおしゃれに見せるアイテムに、ボウタイやリボンといった首回りの小物がメンズでも多く見られた。ロマンチックだったり、プレッピーだったり。その時の気分で男性的にも女性的にも身につけやすいアイテムは、性別を決めつけないジェンダーフルイドの時流にも合っている。

 数年前に米の歌手ビヨンセが…

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