
国立唐津海上技術短期大学校(佐賀県唐津市東大島町)で13日、初めての卒業式があった。船乗りを目指す卒業生たちは、「帽子投げ」をして巣立っていった。
同校は独立行政法人「海技教育機構」(横浜市)が運営する。高校相当の海上技術学校から航海専科の短期大学校に生まれ変わり、2年前に1期生が入学した。
同校によると、学生たちは国内すべての内航船に航海士として乗船できる4級海技士(航海)の資格取得を目指して学んできた。卒業後は、進学や留学を除く24人が貨物船やフェリーの会社などに就職するという。
柴田貴光校長は式辞で「船員不足、高齢化の課題を抱える内航海運業界は、やる気に満ちあふれたあなた方が来てくれることを心待ちにしている。日本の経済・物流を支えている気概を胸に、船員という仕事に誇りを持ってプロフェッショナルな航海士、キャプテンを目指して」と激励した。
答辞を述べた長谷川雄大さん(24)はタンカーの船員になる予定で、「強さやかっこよさ、何でも自分でできる理想の船員像に近づきたい」と話していた。
同校は1940年に唐津海員養成所として始まった。2024年に短期大学校になって、国際条約や技術革新に対応した教育内容の高度化を図り、実践力を強化する新たなカリキュラムも加わった。今回で卒業生の累計は5135人になった。








