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ハンガリー総選挙2026

【連載】ハンガリー総選挙2026 第1回

12日の東欧ハンガリーの総選挙で新興野党が支持を伸ばし、16年ぶりの政権交代の可能性が出ている。欧州連合(EU)に懐疑的で、「EUの異端児」とも呼ばれるオルバン首相の足元で何が起きているのか。

 2月下旬の平日。本来なら静かなはずの湖畔の村が人々の熱気に包まれていた。

 東欧ハンガリーの避暑地として知られるバラトン湖。そのほとりにある人口2千人ほどの小さな村の演説会場に、500人を超える人々が集まってきた。寒さに肩をすくめながら、ある人物を待っている。

 そこにハンガリーの国旗を掲げて、さっそうと現れたのは、新興野党「ティサ(尊重と自由)」のマジャル・ペーテル党首(45)だ。

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支持者を前に演説するハンガリーの新興野党「ティサ(尊重と自由)」のマジャル・ペーテル党首(右端)=2026年2月26日、ハンガリー西部アルショーウルシュ、寺西和男撮影

 トラックの荷台に立ったマジャル氏は声を張り上げた。「この素晴らしい国を欧州連合(EU)で最も貧しく、最も腐敗した国に変貌(へんぼう)させた」。長期政権を率いるオルバン首相を痛烈に批判し、4月12日の総選挙で「圧勝する」と宣言。聴衆から大きな拍手が起きた。

 演説を聴いた包装紙メーカー…

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