墨田川高校吹奏楽部の部員たちが、必ず通る「道」がある。「ジャズ基礎」と呼ばれる練習だ。
吹奏楽部の基礎練習といえば、全員でリズムに合わせて音階や和音を演奏するのが普通。だが墨田川の場合はひと味違う。4曲の練習曲は、音階がジャズのコード進行やリズムによってアレンジされている。ジャズの要素がある曲の前には必ずやるという。
「ツッタツッタ」「ドゥーダ」といったリズムを、全身で感じながら演奏していると、どうしても単調になりがちな基礎練習が、ぐっと楽しく聞こえるから不思議だ。3年木管セクションリーダーの黒澤奈月海(なつみ)さんは「グルーブ感をみんなで共有するためにやっている。一つのバンドになれる」と語る。

1年生には未知の体験「体に染みつくまで」
この練習曲の楽譜は、入部す…








